胸焼けがする
胸やけは消化器系のトラブルによって引き起こされるだけでなく、生活スタイルや食事内容が原因であることも少なくありません。まずはその調子が悪い部位と症状を正しく知ることが大切です。
症状の特徴
- 酸っぱいものが込み上げてくる
- のどの違和感(イガイガ感やヒリヒリ感など)
- 長く続く咳
- 胃の鈍痛
- お腹の張り
- 頻回なげっぷ など
まずは診察前の問診票にお答えください。
胸やけは普段の生活スタイルや食事内容だけでなく、年齢や仕事内容等にも深く影響することがあります。「いつから」「どのようなときに」といった発生状況を整理することは診断においてとても重要な手がかりとなります。
(例)今までにかかった病気の有無/現在服用している薬の名称など
診察室にて細かく状況をお伺いします。
問診票をもとに、より詳しくお話しをお伺いします。わかる範囲で結構ですので、お感じになられている症状やお困り事をできるだけ詳細にお話しください。特に症状を感じたきっかけや出来事はどんなことだったかを思い出してみてください。診断のため、医師からもいくつかのご質問をさせていただきます。
(例)胸やけを感じやすい食べ物/食事の時間帯など
混同しやすい症状にご注意を
ご本人が胸やけだと感じている症状が、実は全く違うものであることもよくあります。例えば心臓や肺などの胸周りに感じる痛みです。混同しやすい部位ですが、検査法や治療法は全く異なります。まずは「本当に胸やけなのか?」といった部分から正しく診断する必要があります。できるだけ詳しく症状が起きるシチュエーションをお話しいただければと思います。
トラブルが起きている部位を特定するために必要な検査を検討します。
胃や食道等に原因が疑われた場合には、内視鏡を用いた詳細な検査を検討します。心臓や肺の様子がおかしい場合は、心電図やレントゲンを用います。その他、採血などのさまざまな検査が必要となる場合があります。当院では検査予約もスピーディに行えます。
症状の感じ方は十人十色
症状の感じ方は人それぞれのため、ご自身で感じている程度と実際の所見とが比例しないことも多いです。ご本人は軽い胸やけと感じていても、内視鏡で見てみると想像以上に進行した状態であったとわかることも珍しくありません。必要な検査は加えて、客観的に分析するという作業はとても重要なことです。加えて、「キリキリする」「ズキズキする」「ムカムカする」といったようなご自身がお感じになられている感覚をそのままに、素直な言葉や表現でお話しいただくことも大切です。
症状に応じた薬を処方します。
必要な検査を加えながら、症状を緩和するための薬を処方します。それぞれの疾患においての状況を鑑みて、薬の種類や調整を細かく行っておりますのでご安心ください。当院ではできるだけ短期間で改善を図るための処方を心がけています。
ご自身の生活スタイルを見直すことも改善にはとても有効です。
特に胸やけは生活習慣や食事内容が影響しやすいです。例えば夜遅くに食事を摂ったり、暴飲暴食を繰り返されている方などには見られやすいものです。当院では必要に応じて生活改善のためのアドバイスも行っております。生活スタイルの見直しは改善に繋がりやすいです。